電力のピークカットとはなにか

東日本大震災以降、テレビや新聞で頻繁に取り上げられるようになった「ピークカット」という言葉。みなさんは、この言葉の意味をご存知でしょうか?

「ピークカット」とは、電力需要が集中する時間帯の供給電力量を低く抑えること。電力の供給量を超えてしまうと、停電になってしまいます。それを防ぐためにも「電力のピーク時に、電力をカットする」暮らしを私たち一人一人が、私たちのために意識しなくてはいけません。

暑い夏、寒い冬… かさむ電力消費を抑える2つの方法

それでは、電力需要が高まるピークはいつでしょうか?それは、エアコンを使う夏(冷房)と冬(暖房)です。夏の平日の電気の使われ方を見てみましょう。

夏の平日の電気の使われ方

上の図のように、平日の昼間に大量の電気が消費され電力ピークを迎えます。その後、夜~翌朝の間は昼間に比べて消費電力は少なくなっています。つまり、夏の電力不足問題を解決するヒントは、「平日の昼間の電力を抑えること」にあります。

夏の平日の昼間。この時間帯に電力会社からの電力購入を削減すれば、電力ピークの抑制に貢献できます。具体的に言うと家庭でできる対策は以下の2つが考えられます。これは、夏に限らず冬の対策も同様です。

    1. ピーク時間帯の省エネ
    2. 太陽光発電システムの導入

「1.ピーク時間帯の省エネ」については、「ひたすら我慢する」ではなくて、需要が最大になる時間を他の時間帯にずらす「ピークシフト」という方法があります。簡単な例で言うと、家電の充電を夜中に行い昼に使用するということもそうですし、蓄電池で電力需要の少ない時間帯に貯めた電気を、電力所用の多い時間帯に放電して使うこともピークシフトに一役買う設備として注目されています。

「2.太陽光発電システムの導入」は、シンプルに太陽光で電気を創り、その電気を使うことで「ピークカット」に貢献することになります。ちなみに、太陽光発電の場合は、創った電気を、電力会社を介して近隣に供給することもできます。

そして、冬。すでに寒い日が続いています。これから、もっと寒い日が続いていきますが、暖房の使いすぎによる停電を起こさないためにも、私たち一人ひとりがピークカットを心がけていきたいものです。冬は、夕方ごろに電力供給のピークになることが多いです。「暖房を使わない」というのは無理ですが、そうした時間帯を意識しておくだけでも、大きな意味はあるはずです。

冬の電気の使われ方