花粉対策のための空気清浄機・除湿器の上手な使い方とは?

花粉症の方がいらっしゃるご家庭では、洗濯物を室内干しされることも多いのではないでしょうか。今回は室内干しのポイントについてのお話です。

ポイントは「風」と「湿度」

部屋干しのコツは、大きく二つ

①    洗濯物に風があたるようにすること

②    部屋の湿度が上がり過ぎないように注意すること

①の風をあてる方法として手っ取り早いのは扇風機の利用です。洗濯物にまんべんなく風があたるように首ふり機能を活用しましょう。洗濯物の前で手をかざしてみて、軽く風を感じる程度の風量調整でOKです。

また、洗濯物自体も風が通りやすいように干し方を工夫することが大事です。厚手のものは乾きにくいので、針金のハンガーよりも厚みのあるハンガーなど、服の間の空間を広げる工夫が有効です。ジーンズは風が通るように筒状に干すといいですね。洗濯物同士の間は多少間隔をあけて、空気の通り道を意識して干すのがポイントです。

ポイントは「風」と「湿度」

次に②の湿度が上がり過ぎないようにする工夫です。暖房の季節なら自然に湿度が下がるのでよいのですが、暖房を使わない季節では洗濯物から出る水蒸気で湿度が上がりすぎてしまうので、最低限でも換気をきちんとすることが必要です。

できれば、換気扇や換気システムの排気口がある位置で干す方がよいのですが、間取りによっては物干し場として使えない場合も多いです。また、給気口に花粉フィルターがついていないと換気によって外の花粉を取り込んでしまったりするので厄介ですよね。ハイムの換気システムでは、高性能フィルターにより花粉が侵入することを防ぐことで、この季節の部屋干しがしやすい環境を作っています。

まずはここまでが基本です。さらに手早く乾かすためには、エアコンの除湿運転を利用したり、除湿機を利用する方法もあります。今の除湿機は洗濯物を乾かしやすいように作られた便利なものが多く売られています。次は、その除湿機についてお話します。

室内干しには除湿機?その効果は

現在市販されている除湿機には、室内干しを想定した機能がついているものが多くあります。前回の室内干しの2つのポイントを兼ね備えており、部屋の湿度を下げるだけでなく、乾燥した空気を直接洗濯物にあてることができ、さらに吹き出し口のルーバーがスイングして洗濯物全体に風があたるようにもできます。

実際の家で温湿度(ヒートポンプ式、除湿能力5.6L/日のタイプ)を測定した結果をご紹介しながらその効果を見てみましょう。高気密高断熱のオール電化住宅で電気代の安い深夜時間帯に利用した例です。

除湿機利用時の温度変化

緑の線が外の湿度、赤い線が洗濯物を干している高さ、青い線が床に置いてある除湿機の吸い込み口で測った室内の湿度です。

洗濯物を干すと30分ほどで湿度が80%ぐらいまで上がっています。ここから除湿機を運転すると湿度がどんどん下がっていき、除湿機の乾いた風をうけて乾きにくいジーンズでも一晩で乾いてしまいます。

さて、ここでもうひとつ注目したいのは、洗濯物を干す前23時ごろまでの湿度です。外の湿度は80~100%になっていますが、室内の湿度は60~70%に留まっていますね。これは高気密高断熱住宅の特徴で、室温の変化と関係があります。

では同じ日の温度変化を見てみましょう。

除湿機利用時の温度変化

外の湿度が大きく上がっている時間帯17時~22時は、実は外の気温が大きく下がっている時間帯なのです。温度と湿度の高低は逆になる関係があるので、外の空気でも同じような変化があります。

これに対し、室内の温度はあまり低下せず高めに安定しているので、湿度は逆に外より低めで安定するわけです。温度と湿度のグラフを重ねてみました。①→④の順番で読んでください。

除湿機利用時の温湿度変化

もし断熱性能が低い住宅だと、室内の温度が外に近づくため、湿度も外に近づき、かなりジメジメな室内となってしまいます。住宅性能のベースがあるからこそ、湿度のコントロールもしやすいということになるわけで、高気密高断熱住宅のメリットはこんなところにもあるのです。

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