太陽光発電を行う75%の住宅が『光熱費ゼロ住宅』光熱費収支は年間平均4万円以上の「プラス」

積水化学工業株式会社 住宅カンパニーが行った、「太陽光発電実邸アンケート調査(2012)」の結果が発表されました。

この調査は、全国のセキスイハイムのオール電化&太陽光発電搭載住宅に、2011年1月~12月までに居住したひとを対象に、太陽光発電システムの暮らしにおける満足度や、2012年1月~12月の電気料金、発電量などに関する情報を郵送かウェブで回収して行われたものです。

居住者の96%が太陽光発電システムに満足

調査結果によると、全体の96%の方が「太陽光発電システムを採用して満足」と回答していることが分かりました。その理由を見ていくと、3位が「節電や深夜電力の利用で生活にメリハリ」ができたから、2位が「節電・省エネ意識が高まった」から、そして1位が「光熱費が削減できた」からでした。

それでは、実際に居住者はどのくらい光熱費を節約できているのか、さっそく調査の結果を見ていきましょう。

光熱費ゼロ住宅は75%、高い水準を維持

2011年の調査では光熱費ゼロ住宅の比率は、全体の80%でしたが、2012年は75%となりました。これは、余剰電力の買い取り単価(「売電」価格)が下がったこと、電力会社からの「買電」価格が上昇したことなどによるものと考えられます。2010年の比率が73%だったことを考慮すると、2012年の光熱費ゼロ住宅の比率は依然として高水準にあるといえます。

光熱費ゼロ住宅の比率(全体)

光熱費ゼロ住宅の比率(全体)

なお、固定価格買取制度の料金別に光熱費ゼロ住宅の達成率をみると、48円の場合は78%と前回の調査と遜色のない結果となり、42円の場合は70%となりました。

余剰電力の買い取り単価48円の場合

余剰電力の買い取り単価48円の場合

余剰電力の買い取り単価42円の場合

余剰電力の買い取り単価42円の場合

また、太陽光発電の容量別に光熱費ゼロ率を見ると、5.5kW以上の大容量太陽光発電搭載邸で9割超と優位な傾向にあります。これは、快適な生活をしながらの光熱費ゼロ達成は大容量太陽光発電が必須であることを示しています。

光熱費収支は、年間平均4万円以上の「プラス」

調査の結果、年間発電量5,366kWhに対して、約29%(1,570kWh)が自家消費され、約71%(3,796 kWh)が余剰電力として売電されていることが分かりました。

これを光熱費収支に換算すると、買取価格48円の場合、年間の光熱費収支は平均6万4,000円のプラス、買取価格42円の場合ではプラス4万1,000円となっています。

光熱費収支の平均像

光熱費収支の平均像

暖房負荷が少ない地域がやはり有利

余剰電力売電量が購入電力量を上回る「ゼロエネルギーハウス(ZEH)」の比率は、調査対象(957棟)のうち62棟あり、全体の6.5%となりました。28棟(1,385棟)で2.0%だった2011年と比べると、ZEH率は上昇しました。

ZEH達成棟について地域別に見て行くと、比較的日射量が多く、気候が温暖で暖房負荷が少ない地域に多く分布していることが分かりました。県別では、静岡県(12棟)が多く、次いで兵庫県(7棟)、愛知県・三重県(4棟)などが続いています。

太陽光発電を行う住宅の多くが生活にかかる光熱費を節約できていることが、今回の調査で明らかになったと言えるでしょう。

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