家庭でできる節電対策を東京電力に聞いた。

今年も本格的に夏が到来し、暑い季節がやってきました。毎年この時期、家庭で気になることと言えば「電気消費量」。一日中エアコンをつけっぱなしにして、急に電気代が上がってしまうのは悩みの種です。

また、一昨年の東日本大震災をきっかけに、私たち市民の節電に対する意識も高まったように思います。都市全体の消費量が増え、必要な電力をまかなえず停電が起こるなんてことも避けたいですね。

これから7月、8月と気温が上がるにつれ、電気消費量が増えることが予想されます。今年の電力供給量は十分に足りそうなのか、そして私たちが家庭でできる節電対策はなにか、東京電力への取材を元にご紹介します。

7月、8月は「安定供給を確保できる」

東京電力に発表によれば、この7月、8月において、平年並みの気温の場合では5,280万kW、平成22年度並みの猛暑*の場合では5,450万kWになる見通しです。*平成22年度の夏(6~8月)の日本の平均気温は、過去113年間で最も高くなるなど、全国的に記録的な高温となりました。(気象庁発表)

これに対して電気の供給力は、7月で5,933万kW、8月で5,813万kW。これにより、平成22年度並みの猛暑の場合においても、8月の予備力は363万kW、予備率は6.7%となる。東京電力広報部は「お客様にご協力をいただいている節電の効果などを踏まえた結果、安定供給を確保できる見通しです」とコメントしている。

こうした電力はどのように発電・供給されているのか、その内訳を見てみましょう。7月の総供給量 5,933万kWのうち、4,634万kWは火力、1,213万kWは水力、19万kWは地熱・太陽光から発電されています。昨年から原子力発電が停止されている分を、広野火力発電所6号機や常陸那珂火力発電所2号機など、新規電源開発によってまかなっているようです。

参考:電力使用実績等のリアルタイム情報は「でんき予報」から

エアコン、冷蔵庫、照明… 家庭でできる節電対策

しかし、油断は禁物。夏の電気代は侮れません。そこで、東京電力が発表している家庭でできる節電対策をご紹介します。

エアコン編

・ 「冷やしすぎ」に気をつけて、設定温度は控えめに。

・ フィルターは、2週間に1回程度を目安に清掃しましょう。ホコリの目詰まりによる冷房能力と風量の低下を防ぐことができます。

・ ブラインドや緑のカーテンなどで窓から入る熱を遮断しましょう。室温が上がるのを防ぐことができます。

・ 冷房中は風向きを上向きに。また、扇風機やサーキュレーターを併用して室内の空気を循環させるとより効果的です。

冷蔵庫編

・ 設定温度の調整を。食品の入れ具合に応じて、設定温度が「強」の場合は「中(標準)」にすることで省エネになります。

・ 扉の開閉は短く、少なく。普段から冷蔵庫の中は整理整頓しておき、ムダな開閉を減らすと省エネになります。

・ できるだけ放熱スペースを。冷蔵庫の上に物は置かず、上部を開放し、まわりにすき間をあけると省エネになります。

照明編

・ 電球の取り換え時には省エネ性の高いランプに。白熱電球から電球形蛍光ランプや電球形LEDランプに取り換えると省エネになります。

・ 調光機能がついているタイプは、必要な明るさに調節することをおすすめします。

最後に、取材を受けてくださった東京電力広報部の方からメッセージ「引き続き無理の無い範囲で節電へのご協力をお願いします」

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